★9 また遊びたいな

始めて本格的に遊んだランスシリーズはこれだった。すっかりハマって、アリスソフトアーカイブスにある作品も含めて全部遊んじゃったよ。

この「6」は鬼畜王や戦国を除いたRPGのランスの中では一番おもしろいと思う。ゲームバランスがいい。あと、ランスシリーズの中でも特にシナリオが好きだった。本当に、話が進むたびにワクワクしながら遊んでいたな。

声がないし、画像もシステムも古いけども、並のコンシューマのRPGなんか勝負にならないくらいよくできている。今やっても絶対に面白いと思うな。



6のシナリオの何が面白いかって、ともかくキャラクターの目的がみんなバラバラで、思惑が一致してないんだよねえ。基本的にはゼスVSレジスタンスの戦いなんだけど、このレジスタンス内はとても結束しているとは言えず、秘密を抱えているキャラもいて、まあバラバラ。さらに同じゼスに反抗するものとして過激派のペンタゴンがいて対立してるが、このペンタゴンも一枚岩ではない。ここでいろいろと揉める。

またゼス側も一枚岩ではなく、穏健派、保守派、改革派などがいがみ合っている。さらにそこに魔軍も絡んできて、もうぐちゃぐちゃ。

秘密を抱えているやつがいる。悪巧みをしているやつもいる。自分のことしか考えてないやつもいる。ただ適当に生きているやつもいる。国のことを真剣に考えているやつもいる。そんななかで我らがランス君はセックスすることしか考えてないのであった。

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この「いろんなキャラクターの思惑がぐちゃぐちゃに絡み合っている」のがとっても面白かったな。特に、味方側のほうがここまでバラバラなこと考えているRPGってのは本当に珍しくて(「9」のシナリオがやや単調だったのは、味方側が一枚岩すぎるせいだと思う)

ゼスのことに大して興味がなかったランスも、なんだかんだでやる気を出していく。んで、少しずつ仲間が増えていって、徐々に理解し合って、最後にはちゃんと一丸となって強敵との戦いに挑む。この流れ、熱いよね。

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魔軍が本格的に動き出して難民キャンプに入ってからの展開にはワクワクしっぱなしだったよ。

シィル・マリア・志津可などヒロインたちを掘り下げたエピソードもあるし、もちろん主人公ランスの見せ場も多い。特に魔軍に一度捕らえられてからの流れはもう最高。カミーラとのやり取りは伝説だよな。



RPGとしてもバランスが良かったと思う。ほどほどにレベル上げしていれば特に苦戦することもなく、敵が弱すぎることもない。「ランスクエスト」ほど難しくもないし……スタミナ制のおかげで二軍キャラにもずーっと出番があったのも良かった。キャラクターを育成する楽しみもあった。

メインヒロインのウルザちゃんもとっても可愛い。ランスシリーズは毎回ゲスト的な正統派ヒロインが出てくるのも昔から続いているゲームシリーズらしくていいよね。リズナ、ウルザ、香姫、サチコ、シーラ姫、みんな好き。



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RanceVI〜ゼス崩壊〜